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2008年12月05日

黒澤映画 その6

最近、緒形拳さんの映画ばかり見ていましたが、ここで一旦、黒澤明監督に戻ってきました。
 
黒澤明監督の名作「羅生門」のデジタル復刻版を、角川シネマ新宿にてスクリーンで見てきました。
これ、芥川龍之介の「藪の中」が原作なんですね、「羅生門」ではなく。
先日原作を読んでお芝居で見てきたばかりなので、ストーリーはだいたい分かっているものの、映画でどうやって表現するのか楽しみにして見てきました。
 
原作を読むと「あいつがウソを言っているんだ」「こいつがウソを言っているんだ」とモヤモヤ考え込みがちなのですが、この映画ではプラスαの解釈が出てきてスッキリします。
真実は「藪の中」ではなく、一歩先に踏み出した作品。
 
人間はみんな自分にとって都合のいいように誤魔化したりウソをついたりするし、人を信じられなくなりそうだけれど、それでも良い面だって持ち合わせているんだというメッセージが込められています。
 
舞台もシンプルなのですが、同じ廃墟となった羅生門でも、雨の羅生門と雨上がりの羅生門、心境との対比が見事です。
posted by スパイダーウーマン at 23:49 | Comment(2) | えさをキャッチ!
この記事へのコメント
黒澤監督は、コンストラクチャーの監督と同じですよね。他の映画監督と違って一本ごとに訴えるものが違っていて、たとえば、ヤマダヨージ監督のように、撮る内容は違っても一連の人情バタバタ喜劇とか、ミタニコーキ監督のキッチュな手法というものが全然無い。一つの映画ごとにまったく異なる監督性を見せる黒澤映画。私には難しくて。ただ、映像は綺麗ですね。今、NHK-BSで黒澤特集やってますが、クリスマスイブの日に八月の狂詩曲が放映されるようなので、観てみたいと思います。ツービートの北野武なんか非常に影響を受けていると感じてますが、その辺は、どう思いますか。
Posted by やっ at 2008年12月07日 10:24
やっさん
昨日さらに1本見て、まだ合計7本しか見ていません(しかも時代物ばかり)ので、偉そうなことは言えませんが、訴えるものは確かに違いますね。だから続けてみても飽きないし、先が読めない楽しさがあるのかもしれません。映像も綺麗ですが音の使い方も素敵です。
私も、北野監督はモロに影響を受けていると思います。黒澤監督自身も北野監督を認めていたそうですね。YouTubeに両者の対談がありました、なかなか面白いです。黒澤監督がシンプルな映画を心がけているのがわかります。
http://jp.youtube.com/watch?v=2oNbDojXLb0
BSの特集、家からは見れないので残念(><)
おとなしく借ります、めざせ全制覇p(^−^)q
Posted by スパイダーウーマン at 2008年12月08日 13:09
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